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インプラント治療では、血液疾患がある患者さんは治療が難しい場合があります。血液疾患とは、白血病・貧血・血小板減少性紫斑病などのことです。本記事ではインプラント治療が難しい理由や治療が受けられる場合について解説しています。
出典:日本口腔インプラント治療指針2024│日本口腔インプラント学会
(https://www.shika-implant.org/shika/wp-content/uploads/2024/03/shishin2024.pdf)
インプラント治療では必ず外科手術が必要です。そのため、血液疾患、特に白血病や血友病、血小板減少性紫斑病などがある場合、手術時に出血が止まりにくいという重大なリスクがあるため治療は難しくなります。重度の貧血の場合では傷の治癒が遅くなる症状もあり、こちらもインプラント治療は難しくなります。また、血液疾患では免疫機能が低下している場合も多く、手術後の感染症にかかりやすくなる傾向があります。これらのリスクにより、重篤な合併症を引き起こす可能性があるため、インプラント治療は難しい、あるいは禁忌とされています。治療可能かどうかは、主治医の厳密な判断が必要です。
血液疾患がある場合、重篤な状態では出血リスクや感染症リスクから歯科インプラントは原則禁忌とされています。貧血の場合は、血中のヘモグロビン量が10g/ml以下だと治療を避ける指標となります。インプラント治療を受けるには、専門医による治療で血液の状態が良好にコントロールされ寛解状態にある際は検討可能となります。ただし、その際でも、インプラントの可否と安全性の確保のために、歯科医師と血液内科などの医科の主治医が密に連携を取り、手術の可否、抗血栓薬などの服薬調整、低侵襲手術の選択、免疫力低下に備えた厳重な感染対策(術前後の抗生剤管理を含む)を講じることが必須となります。
血液疾患は、赤血球(酸素運搬)、白血球(免疫)、血小板(止血)などの血液成分や凝固因子に異常が生じる病気の総称です。貧血のように日常的に見られるものから、白血病、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫といった血液のがん(血液腫瘍)まで多岐にわたります。健康診断の血液検査で異常が指摘され発見されることが多いですが、長引く発熱、リンパ節の腫れ、骨の痛みなど、他の病気に紛れて症状が出現することもあります。
持病で血液疾患がある場合には、インプラント治療の前に必ず歯科医師と主治医に相談が必要です。症状が軽度であったり、寛解状態である場合にはインプラント治療が受けられる可能性もあります。
【インプラント治療について】
インプラント治療とは虫歯や歯周病、事故などによって歯を失った場合に行われる治療の一つ。歯を失った箇所に人工歯根(インプラント体)を埋め込み、歯を補う治療法です。一部の症例を除いて、原則保険が適用されない治療方法のため、クリニックによって費用が異なります。詳細は各クリニックへお問い合わせください。
【インプラント治療の機器について】
治療に使用するインプラント機器は、各クリニックによって厚生労働省・未承認の器具を用いることがございます。クリニックによって治療に用いる器具は異なりますので、医師に直接ご確認をお願い致します。
【インプラント治療の費用と期間】
インプラント治療は、一般的に1本25~45万円、期間は6ヶ月~12ヶ月程度と言われています。症状や埋入位置、歯科医院によって費用・期間ともに変動します。
【治療のリスク・副作用】
インプラント周囲炎や、金属部品に対する金属アレルギーが起こる恐れがあり、治療にはリスクが伴います。持病がある場合には、合併症などの可能性が高い場合もあるので、不安な点があれば必ず各クリニックへご相談ください。
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※インプラント治療には上記以外にも精密検査や麻酔費などがかかる場合があります。
※インプラント体や上部構造は、埋め込む位置や口内状態によって、素材や費用が変わる場合があります。
※アバットメントとは、インプラント(根にあたる部分)と義歯(上部構造)をつなぐパーツのことです。
※2019年9月17日時点での調査内容になります。
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