公開日: |更新日:
骨の密度や質が低下してしまう骨粗鬆症。顎骨に土台を埋入するインプラント治療に対して、どのような影響があるのでしょうか。治療の対応や骨粗鬆症の症状について詳しく解説していきます。
インプラント治療はインプラント体を顎骨に埋入して、強固な結合(オッセオインテグレーション)を得る治療です。しかし、骨粗鬆症の場合は骨密度や骨の質が低下しているため、オッセオインテグレーションが得られにくいことがあります。インプラントがしっかりと固定されないと、治療の後にしっかりと噛めなかったり、脱落してしまったりなど、治療の失敗につながることもあります。また、さらに問題なのが骨粗鬆症で使用する「ビスフォスフォネート製剤」などの薬剤です。これらの薬剤は「顎骨壊死(がくこつえし)」という、顎の骨が徐々に死滅してしまう副作用を起こすことがあります。このような書ぅ場が出ると、インプラント治療が成功しない可能性が出てきます。
上記のように骨粗鬆症によりインプラント治療が難しい可能性はありますが、多くの骨粗鬆症の方がインプラント治療を受けて成功をしています。現在では、骨粗鬆症があっても、通常の場合と変わらない成功率だという研究もあります。骨粗鬆症でもインプラント治療が受けるには、以下のような方法があります。
骨粗鬆症では骨が足りないことが多いため、インプラント手術時に骨補填材(こつほてんざい)を使用することで補います。これは、人口の骨であり、骨の足りない場所にいれることで、骨と同化するものです。多くの場合、インプラント埋入手術と同時に実施しますが、大きく骨が足りない場合には、別に骨造成手術をおこないます。また、少し短いインプラントを使用することで、少ない骨でも治療できる技術もあります。
前述のように骨粗鬆症の治療薬は抜歯やインプラントなど、歯科治療をきっかけに顎骨壊死の副作用が出ることがあります。その確率は点滴薬で1~2%、内服薬で0.01~0.02%と言われています。ただし、一定期間薬を中止することで、これっらの副作用は防げる可能性があります。
骨粗鬆症は、古い骨を壊して新しい骨を作るという「骨代謝(こつたいしゃ)」の乱れにより、骨密度が低下したり、骨がもろくなる病気です。主な原因は女性ホルモンの減少にあり、閉経後の女性に多く見られます。
ご紹介してきたように、骨粗鬆症でも多くの場合はインプラント治療を受けることができます。しかし、治療方法や薬剤の中止など、さまざまな対応が必要ですので、必ず治療前に相談をするようにしてください。
【インプラント治療について】
インプラント治療とは虫歯や歯周病、事故などによって歯を失った場合に行われる治療の一つ。歯を失った箇所に人工歯根(インプラント体)を埋め込み、歯を補う治療法です。一部の症例を除いて、原則保険が適用されない治療方法のため、クリニックによって費用が異なります。詳細は各クリニックへお問い合わせください。
【インプラント治療の機器について】
治療に使用するインプラント機器は、各クリニックによって厚生労働省・未承認の器具を用いることがございます。クリニックによって治療に用いる器具は異なりますので、医師に直接ご確認をお願い致します。
【インプラント治療の費用と期間】
インプラント治療は、一般的に1本25~45万円、期間は6ヶ月~12ヶ月程度と言われています。症状や埋入位置、歯科医院によって費用・期間ともに変動します。
【治療のリスク・副作用】
インプラント周囲炎や、金属部品に対する金属アレルギーが起こる恐れがあり、治療にはリスクが伴います。持病がある場合には、合併症などの可能性が高い場合もあるので、不安な点があれば必ず各クリニックへご相談ください。
インプラントの手術や痛みへの不安を軽減する「静脈内鎮静法」ができる歯科を、治療費が安い順に3院紹介しています。
※インプラント治療には上記以外にも精密検査や麻酔費などがかかる場合があります。
※インプラント体や上部構造は、埋め込む位置や口内状態によって、素材や費用が変わる場合があります。
※アバットメントとは、インプラント(根にあたる部分)と義歯(上部構造)をつなぐパーツのことです。
※2019年9月17日時点での調査内容になります。
患者に寄りそってくれる
歯科医院を選びましょう

「インプラントをしたいけど治療が怖い」という人には、手術や痛みへの不安に配慮してくれる歯科医院がおすすめ。鎌倉市のインプラント歯科を全調査して選んだクリニックはこちら!