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腎機能障害がある場合、インプラント治療を受ける際には多くのリスクが考えられます。代表的なものは薬剤による腎機能障害の進行や免疫が低下しているため、感染症の危険などです。以下に詳しく解説していきます。
腎疾患、特に透析を受けている患者さんは、全身的な状態から免疫力が著しく低下しています。貧血や血液中のタンパク質が減少する低タンパク血症などがその主な要因です。これに加え、透析患者さんの唾液分泌量は健康な人のわずか4分の1から8分の1程度にまで減少すると言われています。唾液には口内の細菌の増殖を抑える重要な免疫機能があるため、口の中が乾燥することで、さらに免疫力が低下してしまうのです。このように免疫力が低下した状態では、歯ぐきや骨に傷がつくインプラント手術は、感染症のリスクが非常に高まります。手術部位から細菌が侵入しやすく、感染が全身に広がる可能性も否定できません。さらに、インプラントを埋め込んだ後も注意が必要です。もし炎症を起こしてインプラント周囲炎に進行すると、重篤な感染症である蜂窩織炎(ほうかしきえん)や骨髄炎といった状態に陥る危険性があります。これらの感染症は、透析患者さんにとって深刻な健康問題につながる可能性があります。
腎疾患でインプラントを受けるには、まず全身状態が安定している必要があります。血圧や貧血が無いか、血液検査でのチェックが必要です。また、骨がもろくなっていないか、血液をサラサラにする薬を飲んでいる場合は中止を検討するなどの準備が必要です。特に感染症になると、腎機能の問題で抗生物質などの種類も限られますので、充分な衛生管理が求められます。腎疾患がある場合には、必ずかかりつけ医に相談をして、全身状態を確認しながらインプラント治療を進めてください。
腎臓病は、腎臓の機能が低下する病気で、一度失われた機能は回復しにくい慢性腎不全に至ることもあります。しかし、医療の進歩により、早期治療で病状の進行を遅らせることが可能になりました。末期腎不全の場合でも、近年は透析療法や腎移植といった腎代替療法の選択肢が増え、患者さんのQOL(生活の質)に合わせた治療を選べるようになっています。
ご紹介してきたように、腎疾患があってもインプラント治療は可能なこともあります。それには、全身状態をよくチェックして、感染症に細心の注意を払う必要があります。インプラント治療をする際には、かかりつけ医に相談をして可能かどうかを判断してください。
【インプラント治療について】
インプラント治療とは虫歯や歯周病、事故などによって歯を失った場合に行われる治療の一つ。歯を失った箇所に人工歯根(インプラント体)を埋め込み、歯を補う治療法です。一部の症例を除いて、原則保険が適用されない治療方法のため、クリニックによって費用が異なります。詳細は各クリニックへお問い合わせください。
【インプラント治療の機器について】
治療に使用するインプラント機器は、各クリニックによって厚生労働省・未承認の器具を用いることがございます。クリニックによって治療に用いる器具は異なりますので、医師に直接ご確認をお願い致します。
【インプラント治療の費用と期間】
インプラント治療は、一般的に1本25~45万円、期間は6ヶ月~12ヶ月程度と言われています。症状や埋入位置、歯科医院によって費用・期間ともに変動します。
【治療のリスク・副作用】
インプラント周囲炎や、金属部品に対する金属アレルギーが起こる恐れがあり、治療にはリスクが伴います。持病がある場合には、合併症などの可能性が高い場合もあるので、不安な点があれば必ず各クリニックへご相談ください。
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※インプラント治療には上記以外にも精密検査や麻酔費などがかかる場合があります。
※インプラント体や上部構造は、埋め込む位置や口内状態によって、素材や費用が変わる場合があります。
※アバットメントとは、インプラント(根にあたる部分)と義歯(上部構造)をつなぐパーツのことです。
※2019年9月17日時点での調査内容になります。
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