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インプラントをしたらMRIは受けられる?

チタン製などの一般的なインプラントであれば、装着後もMRI検査の実施は可能です。ただし、磁石を使用したタイプなど一部例外もあり、強力な磁力によって画像が乱れたり、装置に影響を及ぼしたりする恐れがあります。安全に検査を受けるため、受診前には必ず医師や検査技師へ装着状況を正しく申告しましょう。

インプラントをしていてもMRI検査が可能な理由

医療用チタンの特性

インプラント体の多くは純チタンチタン合金で製造されています。チタンは磁場に反応しない非磁性体としての性質を持つため、MRIの強力な磁力下においても、装置への吸着や位置ズレ、異常発熱を招くリスクは極めて低いとされています。

適合性への見解

現在の歯科医療において通常のインプラント体であれば、磁場に反応しない性質が広く知られており、検査の実施に支障をきたすケースは限定的です。ただし、数十年前に埋入した古い製品などで素材が特定できない場合は注意が必要です。万が一、磁性体が使用されていると画像に乱れが生じる等、正確な診断を妨げる可能性もあるため、不明な場合は事前に歯科医院で確認しておきましょう。

MRI検査が受けられない・注意が必要なケース

磁石式(マグネット)

インプラントオーバーデンチャーと呼ばれる、磁石の力で入れ歯を固定するタイプ(マグネットアタッチメント)を使用している場合には特に注意が必要です。この磁石パーツがMRIの強力な磁場に反応し、装置内で外れたり、磁力が弱まったりする恐れがあります。また、磁石周辺の画像が大きく歪んでしまい、正確な診断が難しくなるため、状況に応じて、事前に義歯側のパーツを取り外す、あるいは撮影可否を主治医と慎重に検討するといった適切な対応が必要です。

金銀パラジウム合金

インプラント体そのものに問題がない場合でも、その上の被せ物(上部構造)に金銀パラジウム合金などの金属が使われている場合は注意が必要です。これらの金属は磁性に反応しませんが、金属の種類によっては微細なノイズとして画像に映り込み、読影の妨げになることがあります。特に頭部や顎顔面領域の検査では影響が出やすいため、被せ物の素材についてMRI検査前に伝えておくとスムーズです。

MRI検査におけるインプラントの影響

画像の乱れ(アーチファクト)

MRI検査時に撮影領域付近に金属があると、信号の乱れにより画像の一部が黒く欠損したり、歪んだりするアーチファクトという現象が起きることがあります。歯科インプラントで主流のチタンは磁石に反応しませんが、金属という物質の特性上、インプラント体のごく近傍において微細な信号の乱れが生じるケースはあります。

検査部位による影響の違い

画像への影響は、撮影する部位によって大きく異なります。膝や腰、足などの撮影であれば、口元から距離があるためインプラントの影響はほぼありません。しかし、頭部や頸部(首)の撮影時には、画像が不鮮明になる可能性があります。そのため、特に頭周りの検査では、歯科医師から素材情報を得て、放射線技師と密に連携をとることが、精度の高い診断を受けるための鍵となります。

MRI検査を受ける際の手順と申告

問診票への正確な記入と申告

医療機関での問診票には、必ずインプラントがあることを明記しましょう。たとえチタン製であることを把握している場合でも、自己判断で省略せず、事前に申告することが重要です。あらかじめ情報を共有しておくことで、検査技師は画像への影響を最小限に抑える撮影設定を検討でき、より精度の高い検査結果が得られます。

インプラントカードや歯科医院への確認

インプラント埋入時に発行されるインプラントカードには、使用されたメーカーや素材が記載されています。MRI受診時にこのカードを提示することで、医療スタッフは装着物の磁性を迅速かつ正確に判断できます。もしカードを紛失して素材が不明な場合は歯科医院へ問い合わせ、「MRI検査を控えているため、装着しているインプラントの材質と磁性アタッチメントの使用有無を確認したい」と伝えておきましょう。

インプラントでもMRIは原則受けられるが、事前申告が不可欠

インプラント体の多くは、磁性に反応しないチタン製であるため、MRI検査そのものに支障をきたすことは稀です。しかし、磁石使用などの例外や画像にノイズ(アーチファクト)が生じる可能性を考慮し、インプラントカードの活用や歯科医師への確認を行い、検査時には必ず申告しましょう。

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【インプラント治療について】
インプラント治療とは虫歯や歯周病、事故などによって歯を失った場合に行われる治療の一つ。歯を失った箇所に人工歯根(インプラント体)を埋め込み、歯を補う治療法です。一部の症例を除いて、原則保険が適用されない治療方法のため、クリニックによって費用が異なります。詳細は各クリニックへお問い合わせください。

【インプラント治療の機器について】
治療に使用するインプラント機器は、各クリニックによって厚生労働省・未承認の器具を用いることがございます。クリニックによって治療に用いる器具は異なりますので、医師に直接ご確認をお願い致します。

【インプラント治療の費用と期間】
インプラント治療は、一般的に1本25~45万円、期間は6ヶ月~12ヶ月程度と言われています。症状や埋入位置、歯科医院によって費用・期間ともに変動します。

【治療のリスク・副作用】
インプラント周囲炎や、金属部品に対する金属アレルギーが起こる恐れがあり、治療にはリスクが伴います。持病がある場合には、合併症などの可能性が高い場合もあるので、不安な点があれば必ず各クリニックへご相談ください。

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※インプラント治療には上記以外にも精密検査や麻酔費などがかかる場合があります。
※インプラント体や上部構造は、埋め込む位置や口内状態によって、素材や費用が変わる場合があります。
※アバットメントとは、インプラント(根にあたる部分)と義歯(上部構造)をつなぐパーツのことです。
※2019年9月17日時点での調査内容になります。

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