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肝機能障害は何らかの原因により、肝臓の機能が低下している病気です。基本的に軽度であればインプラント治療を受けることはできますが、重度になってくると、治療は難しくなるケースもあります。詳細を解説していきます。
参照:口腔インプラント治療指針2024【PDF】(https://www.shika-implant.org/shika/wp-content/uploads/2024/03/shishin2024.pdf)
肝臓は血液凝固因子を生成しているため、機能が低下すると血液が固まりにくくなります。これにより、インプラントの手術中の出血が止まりにくく、術後の出血もコントロールが難しくなります。また、薬剤代謝の遅延も考えられます。手術時に使用される麻酔薬や抗生物質は、主に肝臓で代謝されます。肝機能が低下していると、これらの薬剤が体内に長く留まり、副作用のリスクが高まります。さらに、肝機能障害は免疫力の低下を招くことがあります。インプラント手術は感染症のリスクがゼロではありません。免疫力が低い状態では、術後の感染症を発症する可能性が高まります。
肝機能障害でも、すべての方がインプラント治療を受けられないわけではありません。軽度の症状では、インプラント治療を受けられる場合が多いです。ただし、その判断は自分ではできません。血液検査など、さまざまな検査結果を検討して、肝臓の主治医やインプラント治療担当の歯科医師が判断をします。インプラント治療を検討している場合には、必ず歯科医師に申告して、主治医の意見も聞くようにしてください。
肝機能障害とは、肝臓に何らかの異常があり、機能が低下している状態です。主な原因には、ウイルス性肝炎、アルコールの過剰摂取、非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)などがあります。肝臓は「沈黙の臓器」と呼ばれ、初期には自覚症状がほとんどないため、健康診断などで肝機能の数値(AST, ALT, γ-GTPなど)の異常を指摘されて初めて気づくことが多いです。進行すると、倦怠感、食欲不振、黄疸(皮膚や白目が黄色くなる)、むくみなどの症状が現れます。放置すると肝硬変や肝がんへと進行するリスクが高まります。
肝機能障害では、出血傾向や感染症の懸念、薬剤の代謝などの問題でインプラント治療が難しい場合もあります。しかし、多くの場合は治療で症状が安定していればインプラント治療は可能です。ただし、自分で判断はさえずに、必ず主治医や歯科医師に意見を聞くようにしてください。
【インプラント治療について】
インプラント治療とは虫歯や歯周病、事故などによって歯を失った場合に行われる治療の一つ。歯を失った箇所に人工歯根(インプラント体)を埋め込み、歯を補う治療法です。一部の症例を除いて、原則保険が適用されない治療方法のため、クリニックによって費用が異なります。詳細は各クリニックへお問い合わせください。
【インプラント治療の機器について】
治療に使用するインプラント機器は、各クリニックによって厚生労働省・未承認の器具を用いることがございます。クリニックによって治療に用いる器具は異なりますので、医師に直接ご確認をお願い致します。
【インプラント治療の費用と期間】
インプラント治療は、一般的に1本25~45万円、期間は6ヶ月~12ヶ月程度と言われています。症状や埋入位置、歯科医院によって費用・期間ともに変動します。
【治療のリスク・副作用】
インプラント周囲炎や、金属部品に対する金属アレルギーが起こる恐れがあり、治療にはリスクが伴います。持病がある場合には、合併症などの可能性が高い場合もあるので、不安な点があれば必ず各クリニックへご相談ください。
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※インプラント治療には上記以外にも精密検査や麻酔費などがかかる場合があります。
※インプラント体や上部構造は、埋め込む位置や口内状態によって、素材や費用が変わる場合があります。
※アバットメントとは、インプラント(根にあたる部分)と義歯(上部構造)をつなぐパーツのことです。
※2019年9月17日時点での調査内容になります。
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